佐川の吉崎君

マッキー

2007年08月07日 00:22

この方は、守山市をホームタウンとする、JFL佐川急便scのチームスタッフ吉崎クンである。

 本来なら、立派な社会人でありチームスタッフなので「吉崎さん」であるが、私にとっては「吉崎クン」
なのである。

 実は、今から15年ほど前の話になる。吉崎クンは守山北高校サッカー部の選手として、全国高校
サッカー選手権、全国大会に出場した。

 私が、その試合の実況を担当した。 ひさしぶりに再会したのだが、「吉崎です」と自己紹介を
うけた、次の瞬間、15年前のあの試合がうかんできて、「え、あの守山北の吉崎クン? たしか
左サイドバックの吉崎クン?」とかなり正確に思い出したのである。

 普通なら、15年前の実況した選手は忘れている。エースなどでない限り、確実に忘れる。
補足すると、忘れないと、新しい選手の名前が覚えられない。忘れていくのも実況アナウンサーの
仕事のひとつである。

 なぜ、覚えていたかというと 1 その試合が私にとって全国大会のデビュー実況だからである。

2 吉崎クンは目の奥の眼底骨を怪我していて、それを押しての出場であった。

3 対戦相手が、「ヒデ」ことあの「中田英寿」選手率いる韮崎(山梨)高校であったこと。

 中田英寿選手については、大会前に韮崎高校で取材させてもらっている。
こんなにすごい選手になるとは夢にも思わなかった。 中田選手の取材エピソードはまた後日
ゆっくり書きます。当時から、ほかの高校生とは違っていた。プレーではなく、ものの考え方や
日常生活が、今までの高校生にはなかった。

 ちなみに試合は6対4で韮崎が勝った。 サッカーの試合とは思えないスコアである。
中田選手は2得点。

 さて吉崎クン。 高校生の時は、あんなにおとなしかったのに、今は素晴らしい社会人です。
これほど変わるのかと驚きました。

高校生の君を知っている私は、いつまでたても「吉崎クン」である。