近江よくやった
本日の甲子園第一試合で、滋賀の近江が、愛媛の今治西と対戦。
結果は0対1で近江が破れ、3回戦進出はなりませんでした。 しかし甲子園の初戦で
松商(長野)を9対3で破り、きょう強豪の今治西に0対1と惜敗です。2試合の内容をみれば
滋賀県の野球レベルが全国レベルであることは疑いのない事実です。滋賀の高校野球各チームは
自信をもって進んでほしいと思います。 そしてきょうの好ゲームを演出した立役者は
近江の先発左腕、背番号13番の橋本君(3年生、写真)です。 こんなにいいピッチングを
するとは度肝をぬかれました。 橋本君はかなりの苦労人です。本来ならエースになるべき
人です。 ただし、去年スランプに陥り、下級生の小熊君にエース番号を奪われました。
スランプの原因は不明。 ある日突然ストライクが入りません。 地獄の苦しみを味わって、
橋本君は、この夏復活しました。 ただ、滋賀大会の橋本君のピッチングを見ていると不安定さは
否めませんでした。 甲子園でなげたら、打たれるかもと思っていました。
しかし、きょうのピッチングは素晴らしかった。滋賀大会と同じ投手とは思えません。
スポーツキャスターとして僕の目は節穴でした。橋本君ごめんなさい。そしてナイスピッチング。
苦境を乗り越えた強さが、きょうマウンドででましたね。 そしてエース小熊君。まだ2年生です。
小熊君のストレートのキレ、コントロール、スライダーのキレ、マウンド度胸も全国クラスである
ことが証明されました。 ただ、甲子園は少しの失投も見逃してはくれません。
甲子園の厳しさも、体に染みたことでしょう。 橋本君 野口君 村岡君、この3人の3年生
投手のためにも、さらに一回り大きいエースになってください。期待してます。
近江の甲子園については、また明日。