近江続編
近江が本当によく戦ったのは、きのう書いたとおり間違いのない事実である。次回につなげていただくためにも、近江が素晴らしいことは横において、昨日の試合を私なりに分析しておきたいと思う。
またスコアが示すとおり0対1の得点では投手陣に責任はない。問題は2安打しかうてなかった事に
つきる。
2安打で勝てというほうが無理である。なぜ2安打だったのか? もちろん今治西のエース熊代君が
今大会の好投手の一人であることが一番の要因である。
一番の私が感じた熊代君をうてなかった要因は、「狙い球を絞れなかったこと」。 いや今治西の
バッテリーが「狙い球をしぼらせなかったこと」にあると思う。
近江のバッターは、4番川村君に代表されるように、フアーストストライクは直球であれ変化球であれ必ずうちにいく選手が多いです。 川村君は特にそこが気持ちいいバッターです。
しかし、いつもの思い切りのよさが見られませんでした。
熊代君といえば、「スライダー」である。当然バッターはスライダーを意識します。
バッターが「スライダーを待っている」と感じれば、「ストレート」で勝負し的を絞らせません。
野球はもちろん、スポーツ以外のなんでもそうですが、「迷ったら負け」です。
逆にいうと、相手を惑わせたら「勝ち」です。
そこが、スポーツの面白み、「駆け引き」なのです。