滋賀レイクスターズが見事、bjリーグ入りを果たした。
関係者のみなさんおめでとうございます。僕も素直にうれしい。滋賀県ではじめての「プロチーム誕生」である。
写真は、「bjリーグ加盟決定」の電話連絡があった瞬間の滋賀レイクスターズの事務所の様子である。
こういった瞬間に立ち会えるのがアナウンサーの醍醐味のひとつである。 この瞬間は滋賀にとって大きな意味をもつ。
滋賀県民がひとつとなって応援できるチームが初めてできたのである。 企業名がチーム名に入らないプロチームは
大きな意味をもつ。 純粋に県民のものであり、地域のものとなるからである。
アマチュアチームや企業チームならチーム名に企業の名前が入るのはしょうがない。ただ、プロチームで
企業名がはいっているのは「大変いびつなこと」である。たとえばプロ野球。日本のプロ野球はほとんど企業名が
はいっている。 プロ野球は市民のものであり企業のものではない。だから企業名がはいっているチームは
おかしいのである。こんなことはアメリカメジャーリーグやヨーロッパのサッカーチームをみれば当たり前のことで
もし、「任天堂シアトルマリナーズ」などと企業名がはいれば、たちまちフアンはボイコット行動にでるでしょう。
任天堂の名前ははいっていませんが、マリナーズをバックアップしているのが任天堂であることぐらいメジャーの
ファンは知っています。 Jリーグは企業名を入れないことにこだわりました。そう思うと、日本のプロ野球界が
未成熟であることが浮き彫りになってきます。 そんな背景も考えると、滋賀レイクスターズのリーグ加盟は
意義が深い。 スポーツは文化である。 特に市民チームはスポーツ文化を支える基盤である。
完全に出遅れていた滋賀のスポーツ文化はやっとスタートラインにたった。