日本経済

マッキー

2008年01月09日 23:35

 東京出張のついでに、兜町の東京証券取引所によってきた。 ニュースなどでよくみる、この光景がみたかったのである。昔はたくさんの人が働いていたが、いまはコンピュータなので、人はほとんどおらず、ほんとにこれだけであった。

 さて、この光景をみながら、日本経済の行方について考えてみた(お、きょうは社会派だ、いやもともと自分は社会派だ・・)。

先日、新聞をみていたら、2007年の1年間で、ロンドン、アメリカ、中国、シンガポールなどの株式市場は、サブプライム問題が
なんだかんだといっても、終わってみれば上昇相場だったそうな。しかし日本の株式市場は下げて1年を終えている。

 世界52の株式市場のうち、したから2番目だったそうな。まあ、悲惨なことです。東証に投資する6割が外国人投資家である。つまるところ、日本に投資しても、未来がないからしょうがない、資金をひきあげて、未来がある中国やインド、ロシア、アフリカ、に投資しようというところなのか。 中国やインドは内需拡大、人口も多く、これから発展する国である。若者の働く意欲や勉強する意欲(貧富の差があって全員ではないが)がすさまじい。ロシア、アフリカには鉱物資源がざくざく眠っている。 これは、ほんとに恐怖を覚える。「日本にはもういいところがない」と世界の投資家はみているのかもしれない。でないと日本だけ株価が下落する理由が見当たらない。

 「私は投資家でないので、そんなの関係ない」なんていわないでください。 記者会見をするたびに「日本は景気が回復している」と繰り返す、日本の政治家や閣僚達と、まったく違う方向に世界の投資家たちは動いている。

 日本の株が騰がるということは、それだけ、投資家達の財布に余裕が生まれ、車でも買うか、テレビでも買うかとなるわけである。車が売れると、車会社の営業マンであるあなたのお父さんの成績があがり、給料があがり、服を買って、外食をし、ついでに地上デジタルテレビに買い換えて・・・みたいなことになり、日本の経済がまわりだし、好景気になるのだ。

これが逆になると、あなたのお父さんの給料も減る一方で、日本は不況になっていく。

日経平均株価は毎日ニュースで伝えられているが、経済の状況がよく分かる指標なのである。

参考までに日経平均株価、1990年のバブルピークの時が約4万円 2003年小泉内閣の時にバブル期以降最安値で約8000円である。 最近は約14500円。 日本経済の行方を真剣に心配するひとときであった。













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