柿渋染め
2012年04月24日

高島市の柿渋染めの染色作家、山本玄匠(げんしょう)さん。
柿渋染めなのに、ピンク、パープル、オレンジ、などなど、実に色が鮮やかなのだ。
世界でも山本さんしかできない技。あの三宅一生さんに認められ、パリコレでナオミキャンベルが着用するなど世界にその名は響いている。
山本さんはその技がすごいのはもちろんだが、僕が感動したのは人間力。
人間国宝の申し出を断るなど、言いたいことははっきりいう。どんな権力者から何を言われても、いやなものはいやとはっきりいう。
一方、弱者にはとことん優しい。まだ有名になる前から、様々な工場の経営を立て直してこられたのだが
、経営立て直しの条件が、障がい者を雇用すること。
障がい者雇用の分野で日本で先駆けて取り組んでおられる。自分の損得を抜きに、弱者のために汗を書いておられる。あまりにも器がでかい。
山本さん自身も左半身不随の障がい者である。しかし70代のいまも職人として頑張っている。
今も世界中から山本さんのもとにオフアーが舞い込む。お体を大切に一日でも長く世界へ発信していただきたい。
山本玄匠さん取材の様子は5月5日土曜夜10時の、びわ湖放送「滋賀経済ナウ」で放送予定です。
Posted by マッキー at 20:52│Comments(0)
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